ボランティアセンター経由のお手伝いは一区切り


今日は地域おこし協力隊のメンバーと社会福祉協議会の方と、片づけのお手伝いを少ししてきました。

先日畳などの運び出しに伺ったお宅へ、水濡れしてしまった家具のトラック積み込み。
2度目に伺ってみて、随分きれいになっていて驚きました。
掃除して乾かして、傷んだ床下地を打ち直し、物の処分もされ…床上浸水でしたので、相当大変だったのではないかと思います。断熱材がぐっしょり濡れて、時間が経っても絞るとバチャバチャと水が出る状態だったそうです。
前回も皆さん総出で掃除と分別をされておられましたが…。

ほんとに、手伝いに伺っている身ながら頭の下がる思いです。

お庭には立派な鯉がいました。浸水時はどこが池かわからないような状態になったはずですが、半分は残ったとのこと!
鯉にも帰巣本能みたいなものがあるのかな…?

また別のお宅で、同じく水濡れした大物の廃棄物引き取りに伺って集積場へ運びました。
こちらは小田川の支流が逆流してきて、下水がオーバーフロー、室内から浸水…。
おばあちゃんお一人で、怖かったろうと思います。
こういった局地的な浸水のパターンもあり、周りの家はいつもどおりだったりする。
敷地の外から見たら全然分かりません。

地域の被災戸数が多ければ注目されますが、被災戸数が少なければ被害が少ないかというと違って、個々の被災者にしてみたら100%被災だよな、と思います。


井原市のクリーンセンターはいっぱいになってしまったので、臨時で井原運動公園が集積所になっています。引き取ったものをそこへ運び込んで終了。
今日は男性陣の活躍で、わたしはたいして役に立たなかったです。
集積場にもボランティアの方がいて、荷下ろしと分別を素早く手伝ってくれました。



今日の依頼で、地域おこし協力隊として引き受けるお手伝いは一旦一区切りになりました。
ボランティアセンターへの依頼がひと段落したそうで、今後は依頼があり次第、随時対応という形になるそうです。

大雨から2週間ちょっと。片付けがひと段落したということは、市民の皆さんが自分たちの手で片づけてひと段落させた、ということ。
被害規模の大きかった高屋町は、土日にたくさんのボランティアが駆け付けてくれましたが、それでもボランティアの力はほんの一助、暑くて長い2週間をそれぞれ片づけに費やされたのだと思います。
ほんとに、頭が下がる。
わたしだったら、投げ出してるかもしれないよ。笑

(ボランティアの依頼がないのは、片づけが終わったんじゃなくて、そもそも依頼先を知らないで困っている方がいるんじゃないだろうか…?とも、正直気になってますが…)



美星町も、道路の崩落などで一部通行止めのところがまだ残っていますが、だいぶ普段の生活が戻ってきています。
これも、直してくれる人がいるからこそだな。

さて、この豪雨災害を受けて、井原市も様々なイベントが中止になってしまいました。
井原花火大会も、夏祭りも、美星町の夏の一大イベント天の川まつりも中止…

祭りだらけの田舎の夏…だったはずが、ちょっと寂しいですね。

市内は落ち着きを取り戻し始めましたが、被害規模の大きかった近隣の高梁市、矢掛町、真備町などに親戚などがあり関係の深い方も多く、まだまだいつも通りとはいきませんね…。


今年の夏は、身近な小さな集まりを楽しもうかなと思っています。

元気出していきましょう。