イノシシ肉がきた!
いきなり田舎らしいの、来た~!
越してきてまだ半月の頃、主人がイノシシ肉を持って帰ってきました。
農業の手ほどきをして下さっている先輩移住者さんが、ご近所でイノシシ解体の手伝いに呼ばれたので、同行させてもらえたのです。
先輩移住者さんに「さばくぞー!」と急に電話があり、冷やしてある川へ。内臓はもう処理してあったので、自宅に運んで皮を剥ぐところから手伝わせてもらったようです。
男三人で20kgほどの獣の革を剥ぎ、解体する力仕事の後、3kgをお土産に持って帰って来てくれました。
半分ほどをまたお裾分けして、残りを有難く頂きます。
希少部位だという内ロース肉は翌日そのまま焼いて、塩で。
焼いた後も紅い。確かに牡丹肉…と納得しました。
あばら骨付きの肉は、生姜・みりん・醤油に漬けた後、オーブンで焼いて。
他の塊肉はローリエと塩コショウを揉み込んで冷凍保存した後、ボイルしました。
内ロース肉はイノシシ肉の中では柔らかく、臭みも少なく美味しかったです。
でも、この中で一番ヒットだったのは生姜・みりん・醤油に漬けたものかな。
冷めてもジャーキーみたいで美味しかった!
次は味噌との組み合わせで食べたいと思います。
思いますので、解体がんばれご主人様。
主人は、行く前に「さばいたら、食えなくなるかな…」と呟いていましたが、むしろしっかり味わって食べていました。
「思ったより気持ち悪くなかった。
解体している最中は生き物の感覚があったのだけれど、解体し終わったときには『最早、肉!』と思った。
食べていいのか、殺しいいのかどうか、というのは分んなかったなぁ。」
「でも、いただきますっていう気持ちは強くなったね。」
と話しています。
食べることは命のやり取りなのだろう。と都市部に居ながら思っていましたが、
どうしても食べ物がその出所から遠く、消費の対象にしか見えなくなってしまうというジレンマがありました。
食育という言葉もよく聞くようになりましたが、こういう体験のできるところに住めるならばっ手っ取り早い。笑
大変そうだけど、早くもそんな体験のできた夫が羨ましいです。
チャンスがあればわたしも参加したいなぁ、と企んでいます。